最高速テストの数日前、マフラーに大きなサイレンサーを装着したところ、予想以上のパワーダウンに見舞われました。
同じパワーにする為には ブーストを上げねばなりません。
それでは ウエストゲートの容量が足りないと判断して、38パイバルブタイプから 写真左の50パイバルブタイプに交換しました…が、抜けが悪い!
検証すると、ストロークが 15ミリしか無い。
直ぐに 右側の アタマの大きいタイプに交換して 抜けを良くしました。
アライメントは時間を掛けて、予測した姿勢に対応した数値にしました!
テスト当日、エラく静かになったワークス86号の横で、
本日の主役、テクニカルファクトリー86号。
ブロックを、オープンデッキじゃなく 180万円のクローズドデッキにした 630馬力仕様のレーシングカーです。
菊○によると、「なりふり構わず320キロを出しに来た!」 との事。
うちは デ.チューン仕様なんで、300キロが出れば 万々歳でしたが、1本目の走行で 306キロを達成!
もう充分と思いましたが、ブースト圧が 1.46しか掛かってなかったので、2本目をお願いしました!
飯田章選手のアドバイスも 取り入れました。
今度は 1.58キロ掛かってくれて、312キロにアップ!
周りからも これは凄いぞ! と、言われ、ボクらも喜びました。
ビデオoptionの秀里氏からは、まだ時間が有るから、316キロを狙って もう一本行ってくれんか?
と頼まれ 3度目走行にチャレンジしました。
1.62キロ掛かって 313キロでしたが、ストレートの3分の2のポイントで チェックランプが点灯してフューエルセーブモードに入ったようでした。
あのまま踏み切れてれば…
ABSエラーだったので、リアタイヤの空気圧を入れ過ぎたかも…フロントも入れとけば良かった…
しかし、足回り調整も難しく、バンクを良くすると ストレートで振られ、ストレートを良くすると バンクでピッチングしてしまうのでした。
これが 3本目の 当社撮影動画です。
最後、Daiさんがぴょこんと跳ねる手前で チェックランプが点灯したようです。
「この86は、バンクからストレートに出ても、ジワリジワリ加速してくんだよな…この仕様で 凄いよ!」
ロギングデーターもバッチリ取れており、更なる勉強に励みます!